神戸・芦屋・西宮のカウンセリング・かささぎ心理相談室|臨床心理士
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「問題」とジャガイモの芽

ジャガイモをオイル蒸しにでもしようとごしごし洗っていたら、小さな芽がたくさん出ていることに気が付きました。ジャガイモの芽には毒があるそうなので(ソラニンやチャコニンという苦みや毒素のある成分が含まれているらしい)、包丁の先で取り除きます。

なぜジャガイモの芽には毒があるのだろうという疑問が浮かんだので、厚手の鍋に放り込んで火にかけてから、少し考えてみました。
芽というのは、ジャガイモのなかでは生命活動がもっとも活発な部分と言えます。
ジャガイモは地中に埋もれていますが、芽は地上に伸びて出てくるので、そのぶん虫や動物に食われる危険も大きくなるでしょう。
だからこそ芽には苦みや毒が含まれるようになったんでしょう。
とすると、毒のある部分はその生命体のなかでもっともがんばって伸びようとしているところだと言うことができます。

そこから少し連想が動いて、ヒトにも同じようなことが言えるんじゃないかと考えました。
「問題だ」とか「苦くて呑み込めない」と感じるところは、実はがんばって伸びようとしているところなのかもしれない。
いわゆる「問題行動」は、その人なりの対処方法の芽だ、ということもよく言われています。
その芽をなんでもかんでも摘んでしまうのはもったいない。
できることならのびのびと伸びて、日の光を浴びて、そのうちに「問題」ではなくて人生を豊かにしてくれる何かに変化していくのがいいなあ。

なんてことを考えながら食べたジャガイモはほくほくとしてなかなか美味しかったです。


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