初めてのカウンセリングの前にーよくある質問

こんにちは。

かささぎ心理相談室です。

2011年から、芦屋市内で、数名の臨床心理士・公認心理師が集まって、カウンセリングルームを開室しています。

この度はカウンセリングのお申込み、お問い合わせ、ありがとうございます。

「カウンセリング」というものを初めて利用される方は、おそらく不安なことや疑問があるかと思います。

このページでは、カウンセリングの前に準備しておいていただきたいことや、よくあるご質問について、書いています。

相談申込用紙について

事前に郵送で、あるいはメールで、相談室のリーフレットと「相談申込用紙」をお送りしました(受け取っておられない場合は、お手数ですが、再度、ご連絡をお願いいたします)。

相談申込用紙では、ご相談内容やご家族構成、生活習慣や体調についてなどを記入していただいております。

ご自身が困りごとを整理する機会になれば、とも思いますので、できれば少し時間を取ってご記入ください。

相談申込用紙は、カウンセリングをスムーズに進めるために活用させていただきます。個人情報は、鍵付きのキャビネットで厳重に管理しており、カウンセリング以外の目的には一切、使用いたしません。

個人情報の取り扱いについて

カウンセリングの際に、お名前、ご住所、連絡先、生年月日などの個人情報をお尋ねしています(相談申込用紙にご記入いただいています)。こうした個人情報、もしくはカウンセリングのなかで知りえた情報はカウンセリング以外の目的には使用いたしません。

法令に基づかない第三者からの問い合わせ(ご家族を含む)には、ご本人の了解がない限り、一切応じません。

ただし、生命や財産の保全にかかわるような深刻な事態が発生しかねない場合には、ご家族や警察などの第三者に情報を伝えて、保護等を依頼することがあります。

予約やキャンセルについて

完全予約制ですので、予約時間に遅れた場合でも、終了時間は同じです。時間が短くなりますのでご注意ください。

予約の変更やキャンセルは、分かり次第すぐにお知らせください。遅くとも、前日午後9時までにはご連絡ください。

当日のキャンセルおよび、ご連絡なしのキャンセルについては、以下のキャンセル料を申し受けます。

当日のキャンセル・・・料金の50%   連絡なしのキャンセル・・・料金の100%

ご連絡方法について

カウンセラーの不在時やカウンセリング中は、電話での対応ができません。留守番電話になっておりますので、お名前、ご用件、ご連絡先をお残しください。折り返しご連絡を差しあげます。(ご連絡が翌日以降になる場合もあります)

Eメール(office@urraca.jp)もご利用ください。不在時などは、メールのほうが早く返信できることもあります。

相談室までのアクセス

〒659-0067 兵庫県芦屋市茶屋之町1−1 第一ブラウンビル4-A

JR芦屋駅から徒歩3分

阪急芦屋川駅から徒歩10分

阪神芦屋駅から徒歩10分

→ google map

相談室までの道のりと部屋の紹介

をご参照ください。

建物への入り口は、ビルの東側にある小さな門となります。初めての方がいらっしゃるときは、目印としてかささぎの絵の入った青色のポストカードを架けておきます。

料金について

料金は次の通りとなります。

・初回カウンセリング 10000円(80分)

・(継続)個人カウンセリング 8000円(50分)

・紹介状その他文書料 3000円

クレジットカードはご利用いただけません。

ご了承ください。

心理検査の場合は、検査料として10000円(1回2時間ほど)、文書料として3000円、結果をお伝えするカウンセリング5000円(25分)いただいております。

グループ・セラピーの料金については、その都度、ウェブサイトでお知らせします。

上記以外に料金をいただくことや、何らかの商品の購入をお勧めすることなどはありませんので、ご安心ください。

医療機関に通院中の場合

ご相談の内容と関連したことで、精神科や心療内科などに通院中の方は、まず主治医の先生とカウンセリングを受けることについて話しあってみてください。

病状によっては、カウンセリングがあまり適していないこともありますし、かえって混乱してしまうかもしれません。

主治医がカウンセリングについて同意してくださったら、お手数ですが、「紹介状」をお願いしてください。

初回のカウンセリングにいらした後、来談される方の許可を得て、こちらからも主治医宛に返書・情報提供書を送らせていただきます。

来談者(クライエントと呼びます)の安全や、適切なサポートのために必要なことだと考えています。

よくある質問

相談内容はどんなことでもいいですか?

ご家族の悩み、恋愛・結婚の悩み、夫婦関係の悩み、性格の悩み、不安や怒りなど感情に関する悩み、人生や転職についての悩みなど、さまざまなことで多くの方が来談されています。

「世の中にはもっと大変な人もいるだろうに、こんな些細なことを相談してもいいのだろうか」

と迷う方もおられるかもしれませんが、悩みごとは、あなたの大切な成長の種でもあります。

「些細に見えるけれどもなぜか気になること」から、思わぬ気づきが得られることもあります。

また、「仕事も家庭も、何も問題はないどころかうまくいっているのに、でも何かが満たされない」といったことで来談される方もいます。ライフサイクルのステージの変化の時期に、自分の内面を見つめなおして、人間として成長していく人もいます。

どんなことでも、どうぞお話しにいらしてください。

カウンセリングが初めてなので不安です

「カウンセリングにいくなんて、おかしい人間だと思われるんじゃないか」

「人に弱みを見せるのが恥ずかしい」

「真面目に取り合ってもらえなかったり、馬鹿にされたりしたらどうしよう」

「話をするだけで問題が解決するんだろうか」

初めてのカウンセリングの前に、こうしたことが心配になるのは自然な気持ちです。

こうした不安が軽減されるよう、かささぎ心理相談室ではホームページに詳しい情報を公開しています。

気がかりなことやご質問がありましたら、どうぞご遠慮なくお電話やメールでお問い合わせください。

無理に予約を勧めることなどはありません。

カウンセリングの回数や期間はどれくらいでしょうか?

ご相談内容や、何を求めておられるかといったことによっても違ってきます。

「とりあえず一度、話を聞いてほしい」

「この件についてだけ専門家の意見を聞きたい」

ということで相談に来られる方もいます。

人間関係のもつれや、何らかの症状があって、カウンセリングを利用する場合は、しばらく通っていただくことが必要となります。

Michael Lambertという人のレビューによると、「30%のクライアントは3回のセッションで持続的な効果を得る」「8回のセッションまでに50%の患者が改善する。14回では75%が改善する」とされています(もちろん、セラピストのスキルや経験によっても異なってきますので、あくまでひとつの目安とお考え下さい)。

*Michael Lambert “Handbook of psychotherapy and behavior change”, Wiley, 2013

たとえばうつ病の認知行動療法では、通常30分の面接をを16-20回行うとされています。症状の改善にはそれくらいの回数が必要となってくることが多いからです。

パニック障害の認知行動療法では、毎週の10~15回のセッションが行われます。

毎週で16回とすると、だいたい4か月くらいの期間になりますね。

虐待の体験や、機能不全家族で育つといった問題がある方のカウンセリング・心理療法は、より長期間に渡ることが多く、半年~数年間に渡ることもあります。

カウンセリングの頻度(どれくらい間を空けるか)については、最初のうちは週一回もしくは二週に一回くらいのペースが望ましい変化が生じやすいと考えています。

カウンセリングでは何をするのですか?

困っていること、気になっていることをお聞きし、整理しながら、あなたが希望する未来に向かって、いっしょに具体的な方法を考えていきます。

話すのが苦手な人は、箱庭療法や絵画療法など、言葉以外のチャンネルから、心を解きほぐしていくこともあります。

かささぎ心理相談室のカウンセラーは、深層心理学という心の深いところで動いていることに注目するカウンセリング・心理療法を学んできましたが、クライエントさんのニーズに応じて、認知行動療法などの具体的な問題解決に焦点づけられたアプローチを取ることもできます。

カウンセラーと相性がよくないと感じたら?

事前にご相談内容やご希望の担当などをうかがって、適したカウンセラーを調整させていただいております。

けれども、カウンセラーと相性が合わない、別の担当に変えてほしいと思われたら、どうぞその旨をお伝えください。

夫婦または親や子に関する相談ですが、一人でいってもいいでしょうか?

はい。ご家族がどう理解し、関わるか、サポートするかといったことを検討していくだけでも、困りごとを解決しやすくなります。

カウンセリングに家族や友人に同席してもらうことは可能ですか?

ご希望があれば、その旨お伝えください。ただ、カウンセリングにはご本人が主体的に取り組んでいただくことが大切です。カウンセラーの判断で、待合室でお待ちいただくこともあります。

また、小さな相談室ですので、事前に人数をお知らせください。

小さな子どもを連れていってもいいでしょうか?

連れてきていただいてもかまいませんが、お子様をお預かりするスタッフがいないことをご了承ください。

可能であれば、お子様を預けてきていただいた方が、言いたいことを話しやすいかと思います。

精神科・心療内科との違いはなんですか?

カウンセラーは医師ではありませんので、診断や投薬治療は行えません。お医者さんは、お薬を処方したり、生活習慣の改善などのアドバイスや、必要な指示を行うことで、症状を良くしようと試みます。カウンセラーは、相談者の話を聞きながら、相談者自身が問題を解決したり、成長していくことをサポートする役割となることが多いと思います。

カウンセリングと心療内科、精神科の違いは何ですか?

もお読みください。

医療機関を紹介してもらうことはできますか?

はい。ご希望があれば、担当カウンセラーにその旨、お伝えください。

精神科や心療内科などの医療機関をご紹介し、先方には情報提供書を送らせていただきます。

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