人間関係の悩みやストレス

カウンセリングに来談される方の多くが、人間関係の悩みで苦しんでおられます。

私たちは、身近な他者との関係に大きく影響されて生きています。

ひどく傷ついて自信を失うこともあれば、ちょっとしたことで幸福を感じることだってあります。

「私は私で大丈夫だ」という自信や自己肯定感は、家族や友人などの身近な人たちに自分を承認してもらうなかで育まれていきます。

人間関係のこじれやトラブルは、それ自体が大きなストレスとなりますし、さまざまな心身の病気を引き起こすことがあります。

職場の人間関係

職場におけるパワハラやセクハラ、あるいは孤立しているといった問題は、仕事の効率の低下だけでなく、うつ病適応障害などにつながることもあります。

家族以上に長い時間を過ごすこともあるのが職場の同僚です。

そこでの人間関係は、メンタルヘルスにも大きな影響を与えているでしょう。

夫婦関係

昔、河合隼雄先生がよく「結婚はハッピーエンディングじゃなくて、アンハッピービギニングや」とお話されたり、書いたりしていました。

夫婦関係は、結婚や出産、子育て、仕事の状況や親の介護、さまざまな要因によって変化します。

DV(家庭内暴力)やモラルハラスメントが悩みとなることもありますし、価値観や生き方などが一致しなくなり、離婚するという選択をすることもあるでしょう。

家族関係

夫婦関係以外にも、子育てや親きょうだいとの関係が悩みとなることもよくあります。子どもが不登校になった、学校でいじめられている、反抗期で言うことを聞かない。あるいは、親の介護や相続のことなどで、きょうだい関係がこじれてもめてしまった。こうした悩みがストレスとなることがあります。

また、過去の親との関係が今でもネガティブに影響しているという人も多いのです。子供時代の心の傷を抱えたまま大人になった人たちは「アダルトチルドレン」と呼ばれることもあります。

恋愛や結婚

家族関係以上に、変化しやすいし、浮き沈みがあるのが恋愛関係でしょう。情緒的な距離が近くなるだけに、感情も考え方も極端から極端に振れやすいのです。良くも悪くも、自分の長所や短所を隠しておけなくなるのが恋愛関係でしょう。

こういったことで相談にこられる方もおられます。

人間関係の悩みのカウンセリング

さて、こうした人間関係の悩みに対して、カウンセリングでお手伝いできることはなんでしょうか?

まずは、こじれている人間関係から少し離れて、自分自身の気持ちや、相手との関係を見つめなおしてみる機会となると思います。

悩みや苦しみ、傷つきや怒りといった、身を焼くような感情は、どこかで荷下ろししないと煮詰まってしまいます。

安心できる場でそういった気持ちを言葉にしてみると、ずいぶん楽になることも多いのです。しんどさの荷下ろしができれば、飲み込まれるのではなく、少し距離を取って感情を体験することができます。

また、問題や感情が整理されると、自然とおさめどころもみえてくるものです。

こじれた関係が整理されてほどけていくと、解決の糸口も見えてきます。

そして、悩みとなっている人や、困りごとにも対処しやすくなるでしょう。

カウンセリングでカウンセラーとともに試行錯誤した人間関係のスキルは、カウンセリングが終わった後も活用することができます。

 

人間関係に対して過度に緊張して不安になってしまうという方は、「社会不安障害のカウンセリング」あるいは「不安と自意識過剰」もお読みください。

 

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