カウンセリングで相談できること

「カウンセリングでは、どんなことを相談できるのですか?」

「こんなことを相談してもいいのでしょうか?」

といったことを尋ねられることがあります。

かささぎ心理相談室でよくお聞きするご相談内容は、大きく分けると「メンタルヘルスの問題」「人間関係の悩み」「性格や考え方、生き方」の3つになります。

メンタルヘルスの問題

まず、精神疾患やストレスなどのメンタルヘルスの問題に関するご相談が挙げられます。

精神科や心療内科に通いながら、臨床心理士によるカウンセリングを活用される方も増えています。

医療機関と連携しながらカウンセリングを行なうことで、「人間関係が改善する」「薬に頼る以外の対処スキルが身につく」「再発のリスクが減る」といったメリットが得られるからです。

人間関係の悩み

私たちの苦しみの多くが、人間関係の悩みから生じています。人間関係しだいで、ひどく傷ついて自信を失うこともあれば、幸福を感じることもあります。「私は価値のある存在だ」「生きていていいんだ」といった自己肯定感や自尊心もまた、家族などの身近な人たちに自分を承認してもらうなかで育まれてきます。

親やきょうだい、夫婦、子供など、身近な人々との関係の傷つきやこじれ、学校や職場でのいじめ・ハラスメントなどの問題は、それ自体大きなストレスとなりますし、さまざまな心身の問題を引き起こすこともあります。「自分はアダルトチルドレンだ」と気づいて来談される方や、虐待の影響や喪失体験を乗りこえたいとカウンセリングに来られる方もいます。

性格や考え方、生き方

自分自身の性格や価値観、人生の目標について考えたいと来談されるかたもたくさんおられます。

こうした実存的な悩みや苦しみは、できあいの答えでは埋められません。その人自身が、内面を深く見つめながら何らかの意味や物語を見出していくしかないような問題です。カウンセラーは、そうした作業に伴走する役割を担います。

また、芸術家や研究者など、創造的な活動をされている方がよりクリエイティブに生きるためにも、心理療法が有用なことがあります。

以下の記事もご参照下さい。

うつ病とカウンセリング

ストレスと適応障害

強迫性障害の養生

不安と自意識過剰

不安神経症(全般性不安障害)の症状と治療

社会不安障害のカウンセリング

パニック障害・不安障害のカウンセリング

「引きこもり」について

人間関係の悩みやストレス

アダルトチルドレン

 

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